いただいたコメントは、学校ブログ委員の承認後公開します。画面公開までに時間がかかる場合があります。


QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ

2009年10月31日

宗教改革記念講演会

2009年宗教改革記念講演会「汽車の中での大発見」
 今年の講演会には、神戸ルーテル聖書学院において教師をされているヨルマ・ピヒカラ (Jorma Pihkala) 先生に来ていただきました。ピヒカラ先生はフィンランドの出身であり、現在は神戸に住んでおられます。
宗教改革記念講演会
 讃美歌は262番、聖書はローマの信徒への手紙5章8節でした。

宗教改革記念講演会宗教改革記念講演会
 講演のテーマは宗教改革において中核になる、「愛」と「義」についてでした。
 「愛」と「義」の漢字の成り立ちを黒板に書きながら分かりやすく説明して下さいました。「愛」とは両手で心を受けることを表し、「義」とは捧げもの羊の下で、斧を持つことで自らを認識した「我」がいることを表す。捧げもの羊とは何か。
 高校生の頃、周りにいるクリスチャンの青年たちが自分とは何かが違う、違う喜びを感じ心の平安があると気付いたピヒカラ先生は、彼らのようになりたいという思いからクリスチャンになることを決意しました。しかし、いくら努力をしても罪を犯してしまい、その度に憂鬱な気持ちになって過ごしていました。その後、堅信キャンプでの出来事や、徴兵の時に死に至る病に罹ったことを経て、自分が砕かれていきました。
宗教改革記念講演会
 良い家庭、良い学校、成功やガールフレンド、もろもろの良いと思っていたものは、故郷から遠く離れた病床では寂しさや死への恐怖に対し無力であった。聖書を読み、イエスキリストが今一緒に居て、死ぬ瞬間も、そして死後も一緒にいるのだということを理解したとき、恐れは消え去り、何が大切であるかが分かった。そして、奇跡的に病状が改善した後の故郷へ帰る汽車の中で、ルターの塔での体験が書かれた本を読み大発見をした。それは、イエスの十字架はあなたのために十分だ、それ以上は何もいらない、ということ。つまり、清い生活のために自ら努力するのではなく、私たちの罪はイエスキリストの十字架によってあがなわれた。そのため、私たちには自由があり、それぞれが与えられた状況の中で平和に生活するために必要な選択をすることができる、ということでした。
宗教改革記念講演会
 講演を聞いて、生徒の皆さんからも、ピヒカラ先生がなぜクリスチャンになりたいと思ったのか、あるいは、宗教と戦争について等、いくつかの質問がありました。
 ピヒカラ先生はどのような話でも、分かりやすい例などを交えながら、熱く、そして面白く語ってくださいました。

[オザワ]


同じカテゴリー(各種講演会)の記事
竹熊宣孝先生講演会
竹熊宣孝先生講演会(2010-03-06 13:30)

人権集会
人権集会(2010-01-29 16:31)

新エネルギー講演会
新エネルギー講演会(2009-12-19 10:00)

性教育講演会
性教育講演会(2009-09-19 11:28)

平和講演
平和講演(2009-05-12 12:00)


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
宗教改革記念講演会
    コメント(0)