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2009年06月20日

3年生朝拝 VII


賛美歌:2編26番「ちいさなかごに」
聖書:コヘレトの言葉4章9~12節「ひとりよりもふたりが良い。
   共に労苦すれば、その報いは良い。」他

今日は少し前の6月6日の朝拝の記事をアップします。
この日の朝拝は合唱部部長のIさんでした。

「3つの言葉より
*あなたは今まで本当に痛い目には遭ったことがない。
『一回死ぬほど苦しい目に遭えばよい。』と以前先輩から言われたことがある。信じている人に裏切られることが何よりも「痛い」事だと自分は思う。

愛農に来るまでは親も友人もそこまで信じたことがなかった。というかそこまで深く関わらなかった。愛農に来て、人と関わらざるを得ない状況に陥り、その結果人を傷つけた。
同時にここで初めて自分も心がつぶれるような思いもした。信じていた人に裏切られたのだ。その時この先輩の言葉を思い出した。心がつぶれそうだったが、そんな時、愛農では隣に人がいてくれたのだ。


*人を信じる。理解する。
自分の事もわからないのに、人のことなど分かるわけはないが、それでも相手を信じて理解しようとすることが大切だと言われた。愛農で心から信じることの出来る人を見つけてほしいと言われた。自分が苦しいときも大変なときも、楽しいときも幸せなときも、関わっているのは44期。ただ楽しいだけとか、ツライだけとかではなく、両方あるから良いのかなと思う。
自分は子供の頃、本当に自分は生きているのだろうかと生きている実感がなかった。自分は生きているのか?存在しているのか?自分の存在は本当なのか?いつも疑問に思いながら過ごしていた。愛農に入学して、いつの間にかそんなことは考えなくなり、「リアル」な自分を実感できるようになった。愛農は自分にとって「生きている」ということを教えてくれた場所。


*頑張れ、という言葉
「頑張れ」という言葉が嫌い。おざなりに言われる「頑張れ」はこたえる。残酷だなと思う。相手の状況をよく見て、「頑張れ」という言葉を使いたい。
自分はすごく意地っ張りで、小学校の半ばから人前で泣いたことがなかった。人に自分の弱みなど絶対に見せたくなかった。唯一本音を少しだけ話せたのが弟だった。愛農に来るまではずいぶん肩肘を張っていたなと思う。
愛農に来て変わったことの一つに、辛いときに人前で泣けるようになったことがある。悲しい思いを素直に表せるようになった。
先輩や、先生たち、44期が泣く場所をつくってくれていると思う。
愛農に来るまでは大人が嫌いだった。今では大人を嫌いと思わないようになった。

愛農は自分の辛さも、幸せも、悲しみも、嬉しさも全部分かち合えるところ。
もっと多くの人と関わって、もっと多くを教わりたい。後輩とももっともっと関わっていきたい。」


〔川上〕


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Posted by 愛農高校 at 14:27│Comments(2)44期
この記事へのコメント
とっても感動しました

人は人の中でないと良く生きられないことがおおいということを
わかりかけている(わかりきるということはない気もします)ということが素晴らしく
また
それを言葉にして「意見」として言えるということも
素晴らしいと思いました
Posted by かっくー at 2009年06月23日 20:27
かっくーママさま!
コメントありがごうございます。
愛農に来て変わってきたのは I さんだけではありませんが、やはり若い魂がこのように輝きを増していく様子をみるのは、ここで働いていて一番嬉しいことです。
大人になって年をとってしまっては、なかなかこんなにも劇的な変化はないのですものね。
Posted by 愛農高校愛農高校 at 2009年07月02日 23:14
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