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2009年11月28日

三年生朝拝



賛美歌 II-162「主にある たみみな」
聖   書 ルツ記1:11〜18

今日は1学期女子寮の棟長だったGさんの朝拝です。
「進路についての悩み
 私にとって進路=職業だったが、ある人に相談すると、その人は、「職業というのは進路に向かう過程であって、どんな人間になりたいか、そこに行く道が職業だ。」といわれた。先日の朝拝で2年生のAさんが愛農を卒業して女を極めるといっていたが、そういう意味では彼女の進路は確立していると思った。
 自分は子どもが好きで、良いお母さんになりたい。でも例えば女子寮のお母さんはみきせんせいで、自分たちにとっては母のような存在。実の子、母、でなくても私たちを子どものように愛してくれるみき先生。こんな風に実の親子でなくても子どもを愛せるような人になりたい。
 自分の誕生花を昔調べたとき、それは苔だった。最初はなんだ苔かとがっかりしたが、花言葉をみると母性愛とあり、誕生花が苔なのは悲しかったが、花言葉が母性愛なのは嬉しかった。小学校の時に心理テストをしたが、自分のタイプは沖縄のおばあちゃんタイプだった。「おばあちゃん!?」と思ったけど、自分は自分で嬉しく、なりたい自分になれる気がした。
 私は最近小谷先生にとても会いたい。愛農運動論の授業の時間は、はじめつまらなかったけど、最近は意味が分かるようになってきておもしろい。小谷先生は人間の愛の中で最も神の愛に近いのが母の愛であると思います。と書いておられてスゴイなあと思った。自分の子が頭が良いとかスポーツができるとか、そういう価値観ではなくて、それらを全て除いた、その人間自体を愛している、そしてその子どものためなら何でもできる、これが母の愛。すごいなあと思う。私自身が親にそういう風に愛されて育ったので、そう思うのかもしれない。愛されてなかったら、それを知らないからどう愛して良いか知らない人が多く、親を殺したり、子どもを殺したりすることは、だから無くならなくて、その人たちの過去は自分には分からないがとても悲しいものなのだと思う。アマゾンの奥地でずっと古来の暮らしを続けている人たちによると、親、子同士で殺すことはありえないそうだ。
 どうしたら良いお母さんになれるか?私は愛農に来て良かった。愛農に来る前はここより人数の少ないところで、絶対的に守られていた。愛農も狭いし、守られているがちょっと違う。寮生活で相手もよく見えるし、自分もよく見える。友人にウソをついたり、裏切ったりしてしまう自分の弱さをまわりが指摘してくれる。同期や先輩との生活が自分にとってとても勉強になるものだった。ここでの寮生活はすごく良かった。
 小谷先生は神の愛に近いのは母性愛ともうひとつ大切なことがあると言っておられる。母が子を愛するのは当然だが、その愛は自分を愛することの延長線上に子どもを愛すると言っておられるのだ。女性は自分が姑となって他の人の生んだ子(=嫁)を愛せるとき初めてその愛は本物になっている。と言われる。今日読んだルツ記も姑のルツが嫁のナオミを実の娘かそれ以上に愛するという話だったのでここを選んだ。
 男子寮でも女子寮でも最近厳しくなくなってきている気がする。それは優しさからか?それとも面倒臭さからか?自分の家族でもないし、ずっと一生共にいるわけではないかもしれないが、自分と相手の関係が無くなることは絶対にないので、相手のことを考え、言うべきことは言って、無関心でない生活をお互いしていければ良いと思う。相手のことを考えて過ごしていけるようになるとよい。」

最後にクラスメートの受験の無事をお祈りしてくださいました。ありがとうGさん!

〔川上〕


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Posted by 愛農高校 at 08:50│Comments(0)44期
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