2009年05月16日
三年生朝拝 IV

賛美歌:2編254番「主は勝ち 主は総べ」
聖書:コリント信徒への手紙 I 15:33 「悪い付き合いは、良い習慣を台なしにする。」他
今日の3年生朝拝は学園一の働き者、N君です。
N君は好きな事と嫌いな事について話してくれました。
「愛農で好きな事は、耳を傾けて自然の声を聞く事。うぐいすの鳴き声に口笛で応えると向こうも答えて来て掛け合いになるのが楽しい。それを楽しみにして毎日を生きている。
それから人と会話する事。自分は意見を言うのが下手で、言いたい事を相手に上手く伝えられないので、人の話しを聞いてこういう風に言えば良いのか、等を学ぶのが楽しい。
次に嫌いな物。焼茄子。焼茄子のずるずるした感じが好きでない。雨も苦手。しかしたまに雨が好きな時がある。屋根を打つ雨音。激しく地面に打ち付けられた雨の舞い上がる様子。カッターシャツに沁みる冷たい雨が心地よい時がある。
これからは自分の事を少し話したい。
小1か小2の前半から学校に行くのがめんどくさくなり、休み始めた。中学にあがりもっと楽しくなくなり、ずっと休み始め行っても昼からとか、終わりの会だけ出て帰る等していた。勉強はずっとしておらず、さぼっており、今苦労している。
本当は地元の県立に行きたかったが、もし自分が勉強して県立に入っていれば、ここにはこうして居れないので、勉強してない事でここに来れたので勉強しなかった事に後悔はしていない。
今日の聖書の箇所、「悪いつきあいは良い習慣を台なしにする。」という事について話したい。
中学の時、悪に友だちとつるんで生活リズムも狂い、大変だった。中三の冬、皆学校に受かった連中は午前中だけの登校だった為帰りにはつるんで悪い方へと引っ張られてしまった。やっとの事で抜け出せた。
愛農に来ていなければ、流されやすい自分は流れて行ってしまい、死んでいただろう。なのでここに入って来た事をよかったと思っている。ここに来れたおかげでよい経験ができている。自分の言葉の下手さとか、日本語の難しさに気づかせてもらえたし、つながりの大切さも知る事ができるようになった。名前を知らない人とでも、つながり合える事を実感させてもらった。
愛農は自由がないと皆いうが、全寮制の私立にしては結構自由にさせてくれているのではと思う。自由と勝手とは違う。規則を守った上で楽しく過ごす事はここではできる。自分は隠しながら生きていた事でそんな自分に腹が立ち、告白した。
皆さんも今、流されていると思ったら、この聖書の箇所を読んで良く考えてみてほしいと思います。」
〔川上〕
Posted by 愛農高校 at 15:25│Comments(0)
│44期
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