3年生クラス劇〜CROSS~
44期のクラス劇はいのちの大切さ、その重さを聴衆に問いかけるものでした。

主人公のマコトはオーガニックな食材にこだわる食品会社に勤め日々新しい商品の開発に余念がありません。
ところがある日突然マコトは心臓の病で倒れ、助かるには心臓移植しかないことを医師から告げられます。

医師はマコトの両親に手術には多額の費用がかかること、ドナーが見つからない限りマコトの病は助かる見込みがないことなどを話します。マコトの両親と友人たちは募金活動をして手術費を集めます。

マコトが入院している頃、保育士をしているマキは友人にニュースで知ったドナー登録についての決意を打ち明けます。

そして、何ということかその数日後マキは交通事故に遭い、一生植物状態の身体になってしまいます。医師は脳死状態のマキの両親に移植手術の可能性もあることを告げます。悩んだ結果マキの両親はマキがドナー登録をしていたことを知り、マキの心臓を移植することを決意します。

マキの心臓を移植し、元気になったマコトの会社に、マキの両親が彼女の夢(小さな子どもたちに安全な食材を提供すること)を叶えるための相談にやってきます。
運命の糸はこのようにしてマコトとマキをお互い知らない所で結び合わせて行きます。

最後までやきもきさせられたクラス劇でしたが、さすが3年生。仕上げは上々だったと思います。
残された愛農での生活に向けて大小の課題を投げかけてくれたクラス劇でした。
みなさん、ご苦労様!
〔川上〕
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